幼稚園の入園説明会で「基本はおむつを外して登園してください」と言われ、意を決してトイレトレーニングを始めたものの、2歳の息子はトイレという空間そのものを怖がって中に入ろうとすらしてくれませんでした。
壁に大好きなキャラクターのシールを貼ったり、私が手本を見せたりと画策しましたが、息子は便座に座るのを頑なに拒絶して大泣き。
焦った私が無理やり座らせようとしたことで、さらに強いトラウマを植え付けてしまったようでした。
そこで私は、応用行動分析(ABA)の基本である「スモールステップ(課題分析)」を取り入れ、目標を極限まで細分化してアプローチし直すことにしました。
いきなり「便座でおしっこをする」ことを求めず、まずは「トイレのドアを開けて、中に一歩足を踏み入れるだけ」を最初の目標にしました。
それができたら、大好きなシールのステップを1枚。
次の日は「便座の前に立つだけ」、その次は「服を着たまま補助便座に1秒だけお尻をつけるだけ」と、本人が恐怖を感じないレベルの小さな階段を作りました。
ステップをクリアするたびに、「座れたね!すごい!」と大げさに褒めてシール帳にシールを貼っていきました。
さらに、図書館で借りてきたトイレの絵本やDVDを繰り返し見せて「トイレでするイメージ」をインプットし、実際にトイレが上手なお友達の姿を見せてもらうことで、行動のモデリングを行いました。
すると、トイトレを再開して1ヶ月が経つ頃には、あんなに怖がっていた補助便座に自分から進んで座り、初めておしっこを成功させることができたのです。
一度成功してからは自信がついたようで、トレーニングは急速に進みました。
子供の「怖い」という行動を無理に変えようとするのではなく、細かなステップで「できた」を積み重ねていくABAの優しさに、本当に救われました。
三郷市の療育
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